| [MMSYSTEM263登録されたMCIデバイスではありません]のメッセージが表示され、音の再生が出来ない場合があります。
<対処方法>
ハードディスクをフォーマットしてしまい、Windows 95 を再インストールしなければならなくなった際に、Creative のDVDドライブをDOSレベルで認識させる方法に関する説明をします。(注意:この方法は、Windows 95 の場合です。Windows 98 の場合には関係ありません。Windows 98 の場合には、Windows 98の起動ディスクで認識されます。)
DOS 用の DVDドライブのドライバのインストール方法
DOS 用の DVD DRIVEのドライバのインストール方法は、以下の2通りがあります。パソコン環境に応じて、適宜、どちらかを選んで作業をおこなって下さい。
(その1) DOS をインストールしてから、Windows 95 をインストールする場合
DOS用のDVD ドライブ のドライバは、[PC-DVD Encore Driver Disk]に収録されています。自動的に設定をおこなうインストーラが入っていますので、これを実行することで、DOS上で、DVD
ドライブ が使えるようになります。
- DOSでのハードディスクフォーマットが終了し、DOS のインストールが完了して、DOSでパソコンが起動するようになったら、
DOSを英語モードに切り替えます。
(MS-DOS 6.20 の場合は、"US"コマンドで切り替えが出来ます。英語モードに切り替える方法の詳細については、DOSのマニュアルを参照して下さい。)
- フロッピーディスクドライブに[PC-DVD Encore Driver Disk] を挿入します。
(ここでは、フロッピーディスクドライブが、Aドライブになっていることを前提に説明します。)
- A ドライブに移動します。
例: C:\\>A:[Enter]キーを押す
A ドライブに移動したら、"INSTALL C:"と入力し、[Enter]キーを押します。
- インストール初期画面になります。[Enter]キーを押します。
- ファイルをコピーする場所の確認が要求されます。初期設定( SBCD のまま)でよければ、[Enter]キーを押します。
- ファイルのコピーが終了後、MSCDEX.EXEの検索をします。
- [1. Search for MSCDEX.EXE driver]を選択して下さい。
- 画面の変更後、[Enter]キーを押すと、MSCDEX.EXEの検索が始まります。検索終了後、検索結果が表示されます。 検索結果の中から日付の新しい MSCDEX.EXEを選択し、[Enter]キーを押します。
- 「Base I/O Address」の選択画面になります。
DVDドライブは、セカンダリIDEのマスターとして単独接続を推奨しています。接続を確認後、[170 (Secondary : Onboard IDE Secondary Port]を選択して、[Enter]キーを押します。
- 「Interrupt Setting」の選択画面になります。[15 (Secondary)]を選択して、[Enter]キーを押します。
- AUTOEXEC.BAT ファイルとCONFIG.SYSファイルの書き換え確認が表示されます。[Enter]キーを押します。
- 最後にインストールの終了を確認します。
一旦、DOS 画面に戻る場合には、[Enter]キーを押します。(注意:DVDドライブを認識させるためには、パソコンの再起動が必要になります。かならず、忘れずに、パソコンを再起動させて下さい。)
そのまま、再起動させる場合には、Aドライブから、[PC-DVD Encore Driver Disk]を取り外して、[F10]キーを押します。インストールが終了します。
■注意事項■
ドライブ数の合計が、6個以上ある(つまり、Fドライブ以上ある)場合、CONFIG.SYSファイルに[LASTDRIVE=]の指定をしなければなりません。 ([LASTDRIVE=]の指定をしない場合には、Eドライブまでしか認識しません。) たとえば、DVDドライブを含めて全部でGドライブまであるのなら、CONFIG.SYSファイルに[LASTDRIVE=G]の一行を追加しなければなりません。 この[LASTDRIVE=]は、DOSで規定されているものです。[LASTDRIVE=]の詳細については、DOSのマニュアルをご参照下さい。
(その2) 既に Windows 95インストール用起動ディスクを持っている、あるいは、自分で起動ディスクを作って、DOSはインストールせずにWindows
95をインストールする場合
DOS 用の DVD DRIVE のドライバは、[PC-DVD Encore Driver Disk]に収録されています。ファイル名は、SBIDE.SYS
です。この SBIDE.SYS が、DOS 用の DVD DRIVEのドライバです。
- 起動ディスクに SBIDE.SYSをコピーして下さい。
- 起動ディスクの CONFIG.SYSファイルに、以下の行を追加して下さい。
DEVICE=A:\SBIDE.SYS /D:MSCD001 /P:170,15 /V
■注意■
起動ディスクに、他社メーカーの CD-ROMドライブを動作させるための記述が既にある場合には、その行の先頭部分に
REM を追加して下さい。
<解説>
/P:170, 15 という指定は、セカンダリIDEポートに接続させていることを意味しています。
MSCDEX の記述の修正
*既に起動ディスクがある場合
起動ディスクの AUTOEXEC.BATファイルを、以下のように修正します。
(変更前)
A:\xxxxx\MSCDEX /D:yyyyy zzzzz
(xxxxx や yyyyy、zzzzz は、既存のディレクトリやパラメータを意味しています。)
(変更後)
A:\xxxxx\MSCDEX /D:MSCD001 /V
*自分で起動ディスクを作った場合
起動ディスクに MSCDEX.EXEをコピーして下さい。(このMSCDEX.EXEは、マイクロソフト株式会社が作成/配布しているものです。[PC-DVD Encore Driver Disk]には、添付されていません。起動ディスクを作成する際に、必要になるものですので、事前に入手しておいて下さい。)
次ぎに、起動ディスクのAUTOEXEC.BATファイルに、以下の行を追加して下さい。
A:\MSCDEX /D:MSCD001 /V
これで、DVD DRIVE を DOSで認識させるための準備が出来ました。修正を加えた起動ディスクで、パソコンを再起動させて下さい。
■注意事項■ ドライブ数の合計が、6個以上ある(つまり、Fドライブ以上ある)場合、CONFIG.SYSファイルに[LASTDRIVE=]の指定をしなければなりません。 ([LASTDRIVE=]の指定をしない場合には、Eドライブまでしか認識しません。) たとえば、DVDドライブを含めて全部でGドライブまであるのなら、CONFIG.SYSファイルに[LASTDRIVE=G]の一行を追加しなければなりません。 この[LASTDRIVE=]は、DOSで規定されているものです。 [LASTDRIVE=]の詳細については、DOSのマニュアルをご参照下さい。
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