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SoundFont 2.1を使用すると、サウンドデザインの自由度が増します。
SoundFont 2.0では、MIDIコントローラーは全てMIDI仕様に設定されており、リアルタイムによる実際のサウンドコントロールは限られたものでした。また、既存のMIDIコントローラを制御する方法も厳密に定められていました。標準的なMIDI仕様におけるコントロールパラメーターの制限が、SoundFont 2.1を設計するきっかけとなったのです。
SoundFont 2.1のデザインは以下に基づいています。
- ポータブル性。ウェイブテーブル合成に基づく多くのプラットフォームでサポートが可能であること。
- 交換性。あるプラットフォームから次のプラットフォームへ簡単に移せること。
- 双方向の互換性。将来のシンセサイザーが旧式のSoundFontバンクを使用でき、また、旧式のシンセサイザーが将来のSoundFontバンクを使用できること。
- 拡張性。過去、現在、そして将来のウェイブテーブルシンセサイザーをサポートできるフォーマットであること
- 表現力。プロのサウンドデザイナーが表現力豊かで質の高いサウンドを開発できるフォーマットであること。
- 容易なカスタマイズ。元のコンテンツを変更する必要なく、プロの手で開発されたサウンドのカスタマイズも可能にするフォーマットであること。
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